2021/11/03

ああ、手がふるえて、文字入力もゆれる、乾いた汗のかすかなべたつきもパジャマにこすれて、きょうも境目がないままになくなる、わすれられたいと声は広がる前に立ち消え、寝転びながら部屋に押さえつけられる、どこにも行けないと、毎日どこかへ行く人が言うから、ぼくらは首を絞められるまで、駅で電車を眺めます。